受け継ぐこと
今日は歌舞伎の日。
代々受け継がれる演目や
新しい演目
前の方が良かった
今回はいいわね
やり続けると
やる方も
見る方も
玄人は登場する
新しい世界に飛び込むことも大変
でも
あるモノを
変わらず輝かせ続けることも
相当大変
私たちは誰一人
受け継がない者はいない
この身体
この命
この感覚
失われていくものの中で
芽生えていくものもある
あなたの中に
新しく芽生えた何かは
この先に続く何かに
受け継がれていく
何かから感じ取る
インスピレーション
それすら
受け継ぐ
と言う作業の一つ
あなたが今こうして
ここに立っている
整えられた道の上に
美しく彫られた椅子の上に
丈夫に作られた
杜の中に
あなたがこしらえたものですか?
誰かがこしらえたものですか?
誰かの上にあなたが立つ
その場を
そのエネルギーを
受け取って
ここに
伝統芸能のように
仕来りの多い世界であれ
自由な世界であれ
あなたも
私も
受け継いでいる
そして繋いでいく
次の誰かに
次の何かに
たまたま架け橋になるのではなく
架け橋に自らなるように
歩ませてもらっているのかもしれない
形ある
今だからこそ
肉体があるからこそ
実現することがある
新しい未来に向かって
手を出してみて
あなたの中に輝く光の一粒が
あなたにもし
見えていなくても
それを受け継ぐ人が
きっといる