七夕の夜に
そらはどこまでも空だ
そらは「空」と呼ばれていることを
知っているかは知らない
くもは空にあっての雲だ
「雲」と呼ばれていることを
知っているかは知らない
織姫はひたすらに彦星を待っている
彦星はひたすらに織姫を思い続ける
それすら
本当はわからない
ただ
二人の存在が
たくさんの人の中にある
いくつもの愛を現実に導いて
私達ひとりひとりの
表現をたすけていく
誰かに思いを伝える
誰かの思いを受け取る
行動という勇気が
それを可能にする
流れる星に願いをかけずとも
星はいつだってそこにあるのだ
太陽がさすが青い空の中にも
見えないながらに輝いてる
七夕の夜
いつもある星に挨拶をし
どんな時も見守ってくれるように
願うのもいいのかもしれない
気持ちのいい世界ほど
どこまでも遠くまで行きそうになるもので
それはまさに
グラウディングと密接な関係がある
現実を渡り歩くには
いくつかのエッセンスも必要で
知恵やエネルギーを活用して
表舞台立つことも
その人々にとっての得意不得意があれど
重要なこと
ますます頼もしい人に成長すれば
それぞれに笑いかける星も増える
そうすれば
織姫と彦星も
年に一度と言わず数回は
互いの笑顔を眺められるかもしれない
そういって、
アマテラスが優しく微笑むからね
pic/空の上より
射手座満月
素敵な夜
大きな空にかかる雲の隙間から
大きな月が顔を出す
今夜は
射手座の満月
新しいことを見定める時であり
やりたかったことが叶った瞬間の積み重ねでもあり
誰しもが喜びのために
一生懸命に歩いてきたその先に
見つけた
大きな大きな希望のような日
新しいことよりも
古いこと
古いことよりも
さらに古いことに
心震わすことも在りましょう
それはまた
それで持ち味がるのもので
あなたがそれを望んでいるからこそ
そこに矢を放つというものです
あなたの矢はどこに向かっていますか?
どんな方向に進もうとしているのでしょうか?
新しい矢を放つ前に
あなたが恐らく
これまでに放ったであろう矢が
己のところへ戻ってきているのを
しっかりと確認してみてください
そうすれば
今どこにいて
何のためにこうしているのか
わかるというものです
そう、
射手座とは
射ることが出来るだけでなく
射ったものが
どんな形にでも変化して
必ずあなたの元に戻ってくると
教えてくれる
そんな星の形です
今夜はもう少し
月を眺めてみませんか?
そして、こんな声に耳を傾けてみましょう
「ここは月夜の真下
あなたはいまこうして
呼吸とともに
月のエネルギーを吸い込み
呼吸とともに
太陽のエネルギーを受け取ります」
そして
その上で
どのようなメッセージを受け取るのでしょうか
手にしたメッセージ
あなたがあなたのために
いつか送った信号のようで
私は喜びに浸ります
って、大天使ミカエルが言うんだもの
pic/ストロベリームーン
麦秋至
いつだって
ひらめいた時は思いがけず
いつだって
思いついたものは傑作だ
春だから種まきという事でもあるまい
いつだって蒔こうと思えば蒔けるのだ
撒いてしまうことも
あるのだが
それはそれで
致し方ないことであって
だからって責める必要なんぞ
ないのだ
ないのだ
秋の頃
どんな空を見ていたのか?
冬はどんな風に吹かれて
春はどんな夢を見ていた?
流れ行く時の中で
形作られた
何かが
今その手の中にあるのであろう
今日は宴
そなたがそなたを知った日であろう
どんなことをしてきたのか
機は熟した
気の乗らぬ夜もあろう
目覚めたくない朝だってあろう
だが
わしはここから見ておるのだ
そなたの熟した機を
今こそできることを
今だからやりたいことはないのか?
今しかできないことも
せいぜいやれ
せいいっぱいやれ
走れとは言わんが
ぬるい風を己の速度で
心地よいものに変えることだって
出来うるのだ
焦る姿もまたいい
刻まれていくその命が
その命がそのものが
ただただ
美しいのだ
って、えらい和風な
大天使メタトロンが言うもんだからさ
pic/ 豊川稲荷東京分社
帰り道
故郷への帰り道
懐かしい香りがした
あなたが包んでくれた
優しい優しい香り
故郷への帰り道
懐かしい声が聞こえる
知らない誰かの身体から
知っているような声がする
故郷への帰り道
泣きたくなる気持ちになる
あなたがくれた喜びが
心から溢れてくるようで
故郷への帰り道
誰も知らない私になる
ここへはもう戻らぬと
誓ったあの日と同じように
どこかに置いてきたような
やすらぎの気持ちや
人を思う大切さを
今一つずつ拾い集める
何もなかったころの私になる
明日にばかり向いていた
空の色ばかり気にしていた
雨の音さえ振り向かず
風の呼び声に耳を閉ざした
どこかに忘れてきたような
あの時の私の幸せも
どれほど手に入れようとして
出来ずにいたか知れずとも
私は今故郷へと
ゆっくりゆっくりと戻っていく
私という大切な命へと
育まれた愛の源へ
故郷への帰り道
泣きたくなるよな気持ちになる
愛することを忘れていた
随分と愛されていた私
故郷への帰り道
pic/奈良・大神神社